村上56号、三冠王達成

Published by
共同通信
DeNA戦の7回、今季56号本塁打を放つヤクルトの村上宗隆。王貞治の55本を抜いて日本選手のシーズン最多を更新し、最年少22歳での三冠王にも輝いた=3日、神宮球場

 プロ野球ヤクルトの村上宗隆内野手(22)が3日、神宮球場で行われたレギュラーシーズンの今季最終戦で56号本塁打を放ち、1964年の王貞治(巨人)の55本を抜いて日本選手のシーズン最多記録を更新した。本塁打王に加えて打率3割1分8厘で首位打者、134打点で打点王と打撃主要3部門のタイトルを独占する三冠王にも輝いた。

 本塁打は王の記録に並んだ9月13日以来で、2013年にバレンティン(ヤクルト)がつくった60本の最多記録に次いで歴代単独2位となった。三冠王は04年の松中信彦(ダイエー=現ソフトバンク)以来18年ぶり8人目(通算12度目)で令和初。

DeNA戦の7回、日本選手のシーズン最多を更新する今季56号本塁打を放ち、記念のボードを手にするヤクルトの村上宗隆=3日、神宮球場
7回、日本選手のシーズン最多を更新する56号本塁打を放った村上(手前)を抱きしめるヤクルト・高津監督=神宮