ベスト5を投票で選出、クイーンズ区 予算の使い道、住民の声を反映


 クイーンズ区第22地区を代表するニューヨーク市議会議員コスタ・コンスタンティニデス氏は6日、同地区住民から募った100万ドルの予算の使い道のアイデアを投票により決定すると発表した。
 昨年秋、同区アストリア、エルムハーストの一部、ウッドサイド、ジャクソンハイツなど同氏の担当地区内各地で開催された一般参加型の予算編成集会で提案された住民からのアイデア18案を、今年4月に投票にかけ、第5位までを選出する。
 提出されたアイデアは、①50万ドルをかけ、ロバート・F・ケネディー橋のアストリア側の橋下にドックランを作る②10万ドルを費やし、35アベニューの公立第166校の屋上に運動場を作る③ニュートンアベニューと33丁目に歩行者広場を作る④50万ドルで、私立第126校に市民運動場を作る⑤ジャクソンハイツの78丁目と30アベニューのドッグランに資金提供する⑥アストリア・ハウズのバスケットボールコートを改修する⑦公立第70校の化学実験室を改修する―など。
 投票期間は4月13日〜19日の間で、インターネットや郵送による投票は行わず、直接投票所で行う。
 同氏は、「納税者が収めた税金をどのように使うか、地域住民が決定できるようになったのは今回が初めてだ」と声明の中で発表した。