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共同通信
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【キーウ共同】国際原子力機関(IAEA)は4日、ロシアが占拠するウクライナ南部ザポロジエ原発のムラショフ所長が原発での職務を続けない見通しだとの声明を発表した。後任は未定。所長の不在が長期化すれば、原発の安全確保への新たな懸念になりかねない。
ウクライナ原子力企業エネルゴアトムによると、ムラショフ氏は9月30日、ロシア側に車を止められ、目隠しをされて連行された。IAEAのグロッシ事務局長は10月3日、ムラショフ氏が解放されたと表明していた。
ムラショフ氏はウクライナ側が統治する地域で家族と共にいるという。