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共同通信
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病院以外に身元を明かさず出産する「内密出産制度」を独自に導入している熊本市の慈恵病院は6日、新たに制度を利用した事例が8~9月に2例あったと公表した。いずれも西日本在住の成人女性。同病院が公表済みの制度を利用した出産は7例となった。
記者会見した蓮田健院長によると、2例はそれぞれメールや電話で相談があった。免許証などで身元を確認し「出自証明書」を作成した。うち1例は、特別養子縁組を希望しているという。
内密出産を巡っては、国が9月末に指針を公表。母親の身元情報の管理方法など規定の明文化を医療機関に求めている。