除毛クリームの危険性 夏の日焼けにご用心

 10日、ニューヨーク市内に住む女性が除毛クリームを使用後にやけどを負ったのは製品の取り扱いに関する説明が充分でなかったことが原因であるとして、除脱毛製品の「ヴィート(Veet)」に対し、訴えを起こしていることが分かった。
 この事件を受け、皮膚科専門医らが各メディアの取材に対し、「こういった製品を使った除毛にはそもそも用心を要するが、特に夏、クリーム使用後に日に当たるとやけどを負う恐れが非常に高いため要注意だ」と警告する。
 ヴィートは日本でも高いシェアを誇る製品で、アメリカでは米国食品医薬品局(FDA)の認可を受けている。だが、肌の敏感な人やクリームを長時間放置するなどの使用方法を誤った人々から、やけどや炎症などの報告が相次いでいた。専門家は「皮膚が赤くなるなどの症状が出たら、即刻使用を中止すること」と述べている。
 これからますます薄着になる季節へ向けてむだ毛の処理は悩みどころだが、方法は慎重に検討した方がよさそうだ。