ニューヨーク州都市交通局(MTA)は今年で3回目となるアプリのコンテスト「アプ・クエスト」の優勝者を19日に発表する。
同アプリは、MTAの交通機関に関わる新作アプリを募集し、一般投票で優勝者を選ぶコンテスト。MTAはコンテストにあたり実際のデータを昨秋公表し、これを元に公共交通の利用がより便利になるアプリの制作を呼びかけた。
メトロ・ニューヨーク紙は、応募者の一人ジョシュア・クランダールさんに今回の応募についてインタビューを行った。同氏の制作したアプリ「クレバーコミュート」は、メトロノース、ロングアイランド鉄道、ニュージャージートランジットの遅延や事故などについて情報を共有できるアプリで、昨年1月にサービスを開始し、既にたくさんの愛用者を得ているという。
同アプリが便利で役に立つ点に関して、遅延や事故などの情報についてはMTA側の知らせも便利になってきてはいるが、実際の利用者が伝える情報はより迅速で正確。これを利用者同士で共有しない手はないと考えたという。また、制作のきっかけに関しては、「電車を待っている時、周りの人がスマートフォンでテキストを送っているのを見て、利用者同士がつながる方法はないだろうかと考えた」と答えている。