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共同通信
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イルカの一種スナメリが、単独の時と2頭以上いる時で、2種類の鳴き声を使い分けていることが分かったと、三重大のチームが国際専門誌「ジャーナル・オブ・エソロジー」に発表した。スナメリは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されており、保護活動につなげる上で重要な発見だとしている。
三重大大学院生の寺田知功さん(26)が、鳥羽水族館(三重県鳥羽市)で飼育されているスナメリ6頭の発する音を、水槽に取り付けたマイクで録音し分析した。
1頭を他と離すと「タタタタ」と短時間のうちに周期的に音を発する「パケット音」をよく出していた。