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共同通信
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【ワシントン共同】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は11日のオンライン記者会見で、バイデン大統領がサウジアラビアとの関係を見直す意向だと明らかにした。石油輸出国機構(OPEC)プラスが大幅減産を決めたことで、米政府はOPECの盟主サウジアラビアへの不満を募らせている。
バイデン氏は7月、原油高抑制のため国内の反対意見を押し切ってサウジを訪問し、記者殺害事件の関与が疑われるムハンマド皇太子と初会談し関係改善を図った。だが、減産で原油価格上昇を招くのは避けられず、11月の中間選挙を前に中東外交の手腕に大きな疑問符が付いている。