ベテラン・リポーター死去 ニュース報道後に脳溢血で

 ABC系列WABC-TVの報道番組「Eyewitness News」のリポーターで、ニュース・アンカーのリサ・コラグロッシさん(49)が20日、脳溢血のため死去した。
 コラグロッシさんは19日朝クイーンズ区の火事を報道後、マンハッタン区のオフィスへ戻る途中に倒れ、マンハッタン区のプレスビー・コーネル病院へ緊急搬送されたが、そのまま意識が戻らず20日に帰らぬ人となった。
 WABC-TVのデイブ・デイビス社長は、「チャンネル7に関わるすべてのメンバーは、急な知らせに大変驚いておりショックを隠せない。深い悲しみに包まれている」と哀悼の意を表した。
 コラグロッシさんはオハイオ州出身で、夫と14歳と11歳の息子とコネチカット州で暮らしていた。2001年に同ステーションに配属され、9.11直後のニューヨークを世界に伝え、その後“お茶の間の顔”として第一線で14年間活躍し続けたベテランだった。ニューヨークに移住前にはフロリダ州で報道のキャリアを積み、数々のエミー賞を受賞している。