RELATED POST
14日付のエーエム・ニューヨークによると、巡査慈善協会(PBA)が行ったアンケート調査の結果、ニューヨーク市警察(NYPD)の警官のうち9割近くが「市内は2年前に比べてより危険」と感じていることが分かった。また、警官らのモラール(士気)を1(最悪)~10(最高)までで表示すると、2.49と極めて低い数値になるということも報告された。
この調査はことし2月、会員約2万4千人の約半数を対象にEメールで実施されたもので、回答率は約50%だった。それによると、市内は「より危険になった」と答えた警官は87%に上り、そのうち55%が「危険度は極めて高い」と答えている。また、96%の回答者が、容疑者が「積極的に抵抗するようになった」ため、職務は難しくなったと答えており、警察と市民の関係が「悪化している」との回答も目立った。
NYPDのビル・ブラットン本部長は2014年の就任時、市民との関係改善や警官のモラール向上を政策に掲げた。しかし、PBAのパトリック・リンチ代表は、「この2年間、状況は悪化している。この調査は、われわれが繰り返し伝えてきたことの表れ」と手厳しい評価を下している。これに対しNYPDの広報担当は、「調査結果を見ておらず、コメントを控えたい」としている。
調査には、ブラットン本部長だけでなくビル・デ・ブラシオ市長に対する意見も含まれており、PBAは15日に調査の全容を公開するとしている。
RECOMMENDED
-
世界最強パスポートはどの国? 日本2位、アメリカは9位に
-
今年はNYで4つの美術館がリニューアルオープン!ニューヨーク・タイムズの「訪れるべき場所」にも
-
「2025年に訪れるべき52の場所」ニューヨーク・タイムズが富山県を選出 隈研吾のガラス美術館にも注目
-
NYで5つの「メイシーズ」が閉店 対象店舗は? ミニマーケットの出店も計画中か
-
津山恵子のニューヨーク・リポートVol.47 中居氏の謝罪、アメリカではあり得ない ジャニーズ問題を繰り返し人権蹂躙
-
異色ユーチューバー、ラオスでの児童買春を投稿、卑劣さが物議…海外での犯罪も罪成立
-
NY、NJ州境で大規模山火事 マンハッタンの「3分の1相当」が延焼か
-
ビリー・ジョエルとロッド・スチュアート 一夜限りの豪華すぎる共演、17日からチケット発売
-
老舗廃業、かつては売り場面積最大の店も
-
ロス山火事、安否不明「多数」