ウーバー車数が上回る NYCでイエローキャブより多く

 ニューヨークの代名詞でもある黄色に塗装されたメダリオン(営業許可免許のあるタクシー)の登録台数が、スマートフォンアプリを使ったタクシー配車サービス「ウーバー」(Uber)の車数を下回ったことを、ニューヨーク市タクシー・リムジン委員会(TLC)が発表し、米各メディアが伝えた。
 ウーバーは2011年にニューヨークでサービスを開始。クレジットカード番号を事前に登録して支払いを簡単にしていることや確実な配車などのサービスが受けて、瞬く間に広まっていった。14年度には登録台数1万4088となり、現在1万3587台のメダリオン登録台数をわずか3年ほどで追い越すかたちとなった。
 登録台数では上回ったウーバーだが、乗車回数ではイエローキャブがおよそ15倍の大差をつけている。19日に記事を伝えたタイムズ誌は、「イエローキャブは会社によって運営されているので1日中走っているのに対し、ウーバーは各ドライバーが運営しているため、結果週に40時間ほど少なく走っていることがこの差をつけた背景にある」と分析している。