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共同通信
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世界の生物多様性の豊かさの指標となる数値が、過去約50年間で69%低下したほか、現在の人類の消費生活を支えるには地球1.75個分が必要だとする報告書を世界自然保護基金(WWF)が13日、発表した。報告書は「気候変動と生物多様性の消失が相互に影響し合って悪化している」と指摘。2030年までに自然破壊の流れを逆転させ、自然を豊かにすることを目指すべきだと訴えた。
この指標は「生きている地球指数(LPI)」と呼ばれる。世界の哺乳類、鳥類、魚類、両生類、爬虫類計5230種の個体数や生息密度、巣の数などのデータを基に算出した。