G20、利上げ影響回避で一致

Published by
共同通信

 【ワシントン共同】米ワシントンで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は13日、2日間の日程を終え閉幕した。議長国インドネシアは各国中銀による利上げについて「物価を安定させ、他国への影響を回避するためペースを適切に調整する」との文書を発表。利上げの影響に配慮することで一致したことを明らかにした。

 高インフレ抑制などを目的とした各国の利上げで為替レートが急変動している。特に米連邦準備制度理事会による急速な利上げはドルの独歩高に拍車をかけ、途上国でドル建て債務負担の増大や資金流出が懸念されており、会議はこうした弊害への認識を共有した形だ。