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共同通信
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【カイロ共同】イラク国会は13日、新大統領に少数民族クルド人のラシード元水利相(78)を選出した。ラシード氏は多数派のイスラム教シーア派で親イラン政治勢力に属するスダニ元人権相(52)を新首相候補に指名した。地元メディアなどが伝えた。
昨年10月の国会総選挙後から続く政治の混乱が収束するかが注目される。シーア派有力指導者サドル師は態度を表明しておらず、サドル師支持者らの抗議デモも懸念される。大統領選出直前には国会がある首都バグダッドの旧米軍管理区域(グリーンゾーン)にロケット弾攻撃があり、少なくとも10人が負傷した。犯行声明は出ていない。