ガールスカウトのメンバーが資金集めを目的に行うガールスカウトクッキーの販売で、クイーンズ区に住む中学生が2年連続でニューヨーク市の売上げトップに輝いた。
1816箱のクッキーを売り1位の座に輝いたのは、同区ダグラストンのディバイン・ウィズダム・カトリック・アカデミーの8年生であるナジャ・ロードさん(13)。高校進学を控えたロードさんは、出願や面接と多忙で、クッキーを売る時間があまりなく、また売上が昨年の2844箱に遥かに及ばなかったため、優勝を知って驚いたという。
2位は、ブルックリン区に住むダニエル・バイオさん(10)で、1782箱を売り上げている。バイオさんの昨年の売上は70箱だけだったが、今年は家族や友人へのビデオによる売り込みだけでなく、近所や学校で顔を合わせる人々に、毎日積極的に声をかけ続けたという。
ガールスカウトの関係者によると、今年は18人以上の少女が1000箱以上を売り上げたといい、トップセーラーの内、9歳以下の少女が12人もいたという。
売上げ上位の少女らにはiPadや旅行などの賞品が贈られる。クッキーの販売は、少女らに販売能力、金銭の管理、コミュニケーションなど、重要な技能を身につける手助けになるという。