米議会襲撃、関心高まらず

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共同通信

 【ワシントン共同】昨年1月の米議会襲撃を調査する民主党主導の下院特別委員会は13日、トランプ前大統領(共和党)に召喚状で証言を命じる異例の措置に踏み切った。11月8日の中間選挙に向け世論喚起を図ったが、有権者の関心はインフレなどに向き、襲撃の責任追及は主要争点になっていない。

 「議事堂から離れろと支持者に呼びかけるよう大統領(トランプ氏)に言ってくれ」(民主党上院トップのシューマー院内総務)。特別委は13日、襲撃当日に議会指導部が政権高官や州知事に電話で支援を求める映像を初公開。トランプ氏支持者は大統領選結果の承認手続きを妨害しようと、議事堂に乱入した。