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共同通信
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血液製剤フィブリノゲンなどの投与でC型肝炎に感染したとして、患者や遺族が14日、国に薬害C型肝炎救済法の給付対象とするよう求めて、仙台、東京、大阪の3地裁に一斉提訴した。代理人弁護団は「最近、投与の記録が見つかった事例も複数あり、救済されていない人がまだたくさんいる」と訴えている。
弁護団によると、今回の訴訟は患者5人や患者3人の遺族が原告。薬害C型肝炎を巡っては、提訴後、投与した記録などに基づいて和解手続きが行われ、慢性肝炎や肝がんなど症状に応じて1200万~4千万円の給付金が支払われる。
全国には推計で1万人以上の被害者がいる。