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共同通信
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政府が、海上自衛隊の新型護衛艦に搭載されているステルス性能がある通信アンテナを「防衛装備品・技術移転協定」に基づきインドに初輸出する方向で調整していることが分かった。監視や掃海など攻撃を伴わない用途に対象を限った「防衛装備移転三原則」に合致するとの判断。武器調達のロシア依存を脱するように促す意図がある。
複数の政府関係者が15日、明らかにした。実現すれば、2015年にインドと署名した協定で初。安全保障協力を強化することで、インドとの国境紛争を抱える中国をけん制する狙いもある。
調整しているのは、一角獣のような形状で「ユニコーン」と呼ばれる通信アンテナ。