原宿「Kawaii」がNYに 増田セバスチャン講演会、JS

 ジャパン・ソサエティー(JS)は25日、日本の「Kawaii」文化を中心にファッションやデザイン界で広く知られ、アーティストとしても活動する増田セバスチャン氏を迎え、講演会「増田セバスチャンが語る「Kawaii」の融合:「Kawaii」×アート&ファッション」を開催した。
 当日は、増田氏の手掛ける有名ファッションブランド「6%DOKIDOKI」に身を包んだ若者をはじめ、カナダからもファンが駆けつけた。講演会では、同氏が手掛けた、きゃりーぱみゅぱみゅさんの「PONPONPON」のミュージックビデオの上映、「kawaii」カルチャーが原宿で生まれた経緯や世界中の人々に注目される魅力を語った。イベント後には交流会が行われ、「6%DOKIDOKI」の限定商品も販売された。

会場からの質問に答える増田セバスチャン氏(中央)、司会のコロンビア大学人類学部の准教授マリリン・アイビィ氏(左)


 5月頭にはジャパン・ソサエティーの向かいの公園に、サンリオ協力のもとに制作中の体長3mの巨大なハローキティ型のカプセルを設置する予定。これは、“自分のとっておきのカワイイもの”を透明なタイムカプセルに納入するイベントで、昨年マイアミでテストイベントが開催されている。
 同プロジェクトは、今後世界各地で開催予定だが、東京オリンピック開催の2020年を1つのゴールとしている。オリンピック開催時には、世界各都市で設置したカプセルを原宿に集め、それらを積み上げてタワーを制作する予定。

ニューヨークに設置予定のハローキティ型のカプセル