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共同通信
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静岡県焼津市の焼津港に水揚げされた冷凍カツオを盗んだとして、窃盗罪に問われた元焼津漁業協同組合職員吉田稔被告(41)や水産加工会社元代表進藤一男被告(61)ら3人に、静岡地裁は17日、懲役3年、執行猶予3年(いずれも求刑懲役3年)の判決を言い渡した。運搬役の2人には、懲役2年、執行猶予3年(同懲役2年6月)を言い渡した。
国井恒志裁判長は判決理由で「立場を悪用し、運搬や仲介、報酬支払いなどの役割を分担して行われた組織的、常習的な犯行だ」と指摘。「船員が命懸けで捕った魚を盗まれ、被害会社の関係者が厳しい処罰を望むのは理解できる」と述べた。