ウイリアムズバーグで営業する事業主らが、週末の間ブルックリン区とマンハッタン区をつなぐL線の一部を工事のために閉鎖することに抗議し、MTAに対し工事予定を延期するか、別の案を考えるよう提案していることが24日、分かった。
MTAではL線マンハッタン区の始発、14丁目8番街から、ブルックリン区に入る最初の駅、ベッドフォード駅を、4月11日〜5月18日の間の週末、工事のために停止する予定。代わりにロリマー駅などを通り、J、M、Z線に乗り換えることのできるシャトルバスを出して対応する。
しかし、この対策にウイリアムズバーグで店を営業する事業主らは猛反発している。なんでも、工事を予定している期間はようやく春の気配が帯びてきたニューヨークの街に多くの人が繰り出す季節で、今が稼ぎ時。特に週末はマンハッタン区からの人の出入りも多くあり、今年は冬が厳しかったため、このまま稼ぎ時を奪われたらビジネスが大変厳しいものになるからだという。
事業主らおよそ180人が署名を集め、24日にMTAへ提出し、工事を8月の繁忙期が終わる時期へ動かすべきと要求している。
事業主の1人は、DNAinfoの取材に対し、「ウイリアムズバーグにとってL線は生命線。J、M、Zやバスというのは、合理的な代わりの交通手段としてはあまりに不便」と述べている。
MTAは現在のところ、中止または工事の延期を正式に発表していない。