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共同通信
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ロシアの首都モスクワのソビャニン市長は17日、ウクライナでの軍事作戦の兵員不足を補う部分動員について、同市での事務作業を終えたと明らかにした。市に割り当てられた課題は達成されたと通信アプリで説明した。周辺に位置するモスクワ州のボロビヨフ知事も同日、州内での動員は完了したと表明した。
ウクライナ侵攻の長期化に伴ってロシアで9月に始まった予備役の部分動員は社会に深刻な動揺を与えており、招集を逃れるため近隣諸国に出国した人は数十万人に上るとも伝えられる。多くの人口を抱える首都圏での動員を早期に終え、不満の沈静化を図ったとみられる。