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共同通信
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【ロンドン共同】英国のトラス首相は17日に放映されたBBC放送とのインタビューで、自身が主導した大型減税策が市場の混乱を招いたことについて「責任を認め、過ちを謝罪したい」と述べた。一方で「過ちを修正するため速やかに行動した」と強調し、国益の実現に向けて首相にとどまる意向だと訴えた。
トラス政権が先月発表した大型減税策を巡り、財政悪化への懸念から市場が動揺したのを受け、ハント財務相は同日、ほぼ全てを撤回すると表明した。トラス氏は政権の方針は「完璧ではなかった」と認めた。軌道修正をしなければ「完全に無責任だっただろう」と述べ、方針撤回への理解を求めた。