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共同通信
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北東北最大の戦国大名、南部氏が15世紀末から16世紀前半、拠点の「聖寿寺館」(青森県南部町)を四角形の居館(方形館)にするため大改修していたことが分かった。同町教育委員会が18日、発表した。方形館は「花の御所」と呼ばれた室町幕府の将軍邸にならい各地の守護大名が取り入れたもので、その流行が北東北にも伝わっていたことが明らかになった。
町教委は5月からの発掘調査で、聖寿寺館跡の南西部に厚さ1.7~1.8mの盛り土層を発見。東西44m、南北24m以上にわたって埋め立てられたとみられ、造成により館は縦約180m、横約200~300mの四角形に整えられた。