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共同通信
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京都大と凸版印刷のチームは18日、微小重力下でアート作品を制作することに成功したと発表した。さまざまな色の絵の具に音の振動を加えて跳び上がらせ、高速度カメラで撮影した映像作品。チームは、芸術家が微小重力の環境下でアート作品の制作に成功したのは「世界初」としている。
チームによると、飛行機で急上昇した後にエンジンを切って急降下させることで微小重力の状態を作り、薄いゴムの膜に乗せた絵の具に下から音で振動を加え、絵の具を数十センチ跳び上がらせた。昨年8月に16作品を制作した。
羊水の中で無重力に近い状態で生きる胎児を作品の象徴とし、産院で録音した産声を利用。