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共同通信
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岸田文雄首相は19日の参院予算委員会で、在日コリアンに対する「憎悪犯罪(ヘイトクライム)」やヘイトスピーチを非難した。「特定の民族や国籍の人々を排斥する不当な差別的言動、そのような動機で行われる暴力や犯罪は許されない」と強調した。
今月4日の北朝鮮弾道ミサイルの日本上空通過後、朝鮮学校生が暴言を吐かれるなどのヘイトクライムが多発しているとして、教員らが法務省に対応を要請している。質問した立憲民主党の打越さく良氏は「ミサイル問題には断固抗議するが、在日コリアンの方々を攻撃するのは差別だ」と指摘。首相はこれに賛意を示した。