米大統領夫妻、NYへ引っ越し? 任期終了後の住まいを巡る噂

 オバマ大統領は2017年1月に任期を終えるが、その後の住まいについて、大統領のごく親しい友人らが「シカゴに戻るということはまずあり得ない」とした上で「ニューヨークへ越すのではないか」と話していることが分かった。
 任期後の住まいに関する話がにわかに浮上したのは、大統領図書館の候補地がシカゴとニューヨークの2つに絞られたためで、こちらは4月7日のシカゴ市長選決選投票の後ほどなく決定がなされる予定。
 同市長選は、現職のラーム・エマニュエル市長と、相手候補のヘスース・ガルシア氏が決選投票にもつれ込む大接戦だが、エマニュエル市長はオバマ大統領の側近を務めた経歴があるため、大統領図書館をぜひ同市に建設したいと以前から表明している。
 しかしニューヨークでは、同大統領の母校コロンビア大学が建設補地をすでに確保しており、候補地が未定のシカゴ大学は一歩遅れを取った形になっている。
 大統領の長女マリアさんは大学進学を控えており、候補先のひとつとして最近父親の母校コロンビア大学のバーナードカレッジを訪れた。だが、ニューヨークへの引っ越し説は推測の域を出ておらず、大統領の側近の一人は「次女のサーシャさんが高校を卒業する19年までは、大統領夫妻がワシントンを離れることはないだろう」とも話している。