Published by
共同通信
共同通信
【ワシントン共同】バイデン米大統領は19日、1500万バレルの石油備蓄を12月に放出すると発表した。ガソリン価格抑制に向け追加対策の検討を指示したことも表明。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟のロシアなどで構成されるOPECプラスによる大幅減産に対抗する。
11月の中間選挙まで3週間を切る中、支持率低下につながる物価高への対応をアピールする狙いがある。バイデン氏は演説で「多くの家庭にとって厳しい状況が続いている」と強調した。
米政権は来年1月以降のさらなる追加放出も視野に入れる。日本などが今後、協調放出を求められる可能性もある。