英内相辞任、トラス政権に痛手

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共同通信

 【ロンドン共同】9月に発足したトラス英政権で、ブレーバーマン内相が19日、私用メールで公文書を送信したとして辞任した。政権支持率が落ち込み、与党保守党内でトラス首相降ろしの動きが強まる中、閣僚辞任は大きな痛手になりそうだ。

 ブレーバーマン氏はツイッターに投稿した辞表で「間違いに目をつぶるのはけじめのない政治だ」とし、経済政策の大部分を撤回しながら首相辞任を否定するトラス氏を暗に批判した。

 ブレーバーマン氏は9月6日に就任した。スカイニューズ・テレビによると、1834年以降で在任期間が最も短い英内相となった。