円安進行、150円に迫る

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共同通信

 20日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=150円に迫る149円台後半で取引された。大手銀行によると、前日のニューヨーク市場で付けた149円91銭を下回り、一時1990年8月以来32年ぶりの安値水準を更新する場面があった。

 午前10時現在は前日比59銭円安ドル高の1ドル=149円92~94銭。ユーロは55銭円高ユーロ安の1ユーロ=146円38~42銭。

 前日の米長期金利の上昇を受け、資産運用に不利となる低金利の円を売ってドルを買う動きが先行。国内輸入企業による実需の円売りドル買いもあった。ただ、節目の150円に近づくと円買いドル売りの注文も出た。