E6系新幹線車体に原因不明の傷

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共同通信
線状の傷が見つかったE6系新幹線の車体の一部(JR東日本提供)

 JR東日本は20日、東北・秋田新幹線E6系全24編成のうち22編成で車体の一部に原因不明の線状の傷が見つかったと発表した。営業運転を続けても問題ないと判断し、定期検査時に順次修理する。3月に宮城県と福島県で震度6強を観測した地震で脱線したE6系1編成を廃車にすることも公表。運行ダイヤに影響はないとしている。

 JR東によると、脱線したE6系を調べた際、車体の揺れを防ぐ装置に傷が見つかった。7両編成で装置は1両に四つあり、計19カ所に傷があった。他のE6系でも同様の傷が1編成当たり1~27カ所見つかり、長さは最大40センチ。E6系以外の新幹線にはなかった。