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共同通信
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陸上自衛隊トップの吉田圭秀陸上幕僚長は20日の記者会見で、性被害を受けた元陸上自衛官の五ノ井里奈さん(23)に加害者の隊員4人が謝罪したことに関し「一人の人間として必要な行為だった」と述べた。ハラスメント対策として実施中の「特別防衛監察」や、防衛省が設置予定の有識者会議の結果を部隊に徹底させる考えを示し「ハラスメントを許さない組織文化をしっかり根付かせていきたい」と強調した。
吉田氏の説明では、9月にハラスメント対策として掲げた現場部隊を指揮する中隊長への教育は一通り終了。特別防衛監察で求められている問題案件の通報がしやすい環境づくりにも取り組んだ。