鈴鹿市の処分効力停止、認める

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共同通信
津地方裁判所

 車の運転記録を提出しなかったことを理由に三重県鈴鹿市から生活保護の支給を停止された、身体障害のある同市の女性(80)と難病を患う次男(54)が、市の処分の効力停止を求めた申し立てについて、津地裁(竹内浩史裁判長)が認める決定を出したことが22日、原告側弁護士への取材で分かった。決定は20日付。

 女性は2019年から生活保護を受給。市から車の運転記録を提出するよう求められたが従わず、市は今年9月に支給を停止した。親子は今月6日に処分取り消しと損害賠償を求める訴訟を津地裁に起こすとともに、処分の効力停止の申し立てをしていた。