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共同通信
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68人が死亡した新潟県中越地震から18年となった23日、5人が亡くなり、一時は全村避難を余儀なくされた長岡市の旧山古志村で追悼式が開かれた。発生時間の午後5時56分に合わせ「希望の鐘」が鳴り響く中で黙とう。参加者約250人が犠牲者に祈りをささげた。
会場の体育館にともされたキャンドルの本数は、震災当時の村の人口にちなんで約2200本。高齢の住民のほか、地震後に生まれた地元小中学生らも集まった。
周囲が暗くなる中で、鐘を鳴らした小学6年の小川深詩さん(12)は「今、この時に起きたのなら、パニックになってしまっただろう。水や食料を準備しておきたい」と話した。