経済再建、信頼回復を約束

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共同通信
25日、ロンドンの英首相官邸前で演説するスナク首相(英PA通信=共同)

 【ロンドン共同】英与党保守党の党首に決まったインド系のリシ・スナク元財務相(42)が25日、ロンドンのバッキンガム宮殿でチャールズ国王の任命を受け新首相に就任した。就任後初の演説で、政治や経済を混迷させたトラス前政権の過ちを認めた上で信頼回復に努めると約束。「言葉ではなく行動で国を団結させる」と表明し「経済の安定を政府の課題の中心に据える」と強調した。

 スナク氏は初のアジア系で、20世紀以降最も若い英首相。

 首相官邸前での演説でスナク氏は「難しい決断を迫られることになる」と述べ、トラス前政権が打ち出した大型減税策を修正する方針を示した。