ニュージャージー州バーゲン郡デュモントの小学5年生の少年が先月、休み時間に遊んでいたチェスで負けたため、校舎の2階の窓から飛び降り自殺を図った。
デュモント警察が今月1日に発表した報告書によると、グラント小学校5年生の少年(10)は休み時間にチェスをして遊んでいたが、対戦相手の少年が上がり際に「チェックメイト」と言わなかったことに憤慨した。同現場に居合わせたランチを補助する係の女性によると、腹を立てた少年が対戦相手の少年に、「僕に思い切ったことをして欲しい?」と聞き、何かをメモに書いて手渡し、「カフェテリアに着くまで読まないように」と伝えていたという。この女性が対戦相手の少年からメモを取り上げ振り向いたところ、チェスに負けた少年が窓から飛び降りる姿が見えたという。メモに書かれていた内容は、明らかにされていない。
クラスメイトによると、少年はこれまでにも最低4回、窓から飛び降りるとほのめかしたことがあったという。昨年12月のチェスの試合の後にも、互角の勝負で負けた少年は親指と人差し指を近づけたジェスチャーで、「もうちょっとで窓から飛び降りるところだ」とくやしそうに吐き捨てたという。クラスメイトは、少年がふざけていただけだと思い、誰も本気にしていなかった。