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共同通信
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原子力規制委員会は26日、日本原子力発電敦賀原発2号機の再稼働に向けた審査を再開することを決めた。日本原電が審査資料を不適切に書き換えていた問題を受けて昨年8月から中断していたが、社内体制の改善が確認できたとしている。
規制委は書き換えについて「正確な情報が提供されず、審査に不必要な混乱や人的資源を多大に費やして規制活動に影響を与えた」と指摘。4段階の深刻度レベルで上から3番目と評価した。審査官を錯誤させる目的で意図的に書き換えたかどうかは「確認できなかった」とした。
審査では2号機の原子炉建屋直下を通る断層が「活断層」かどうかが最大の焦点だ。