Published by
共同通信
共同通信
東京都港区で車を暴走させ男性をはねて死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反の罪に問われた元東京地検特捜部長の弁護士石川達紘被告(83)の控訴審初公判が26日、東京高裁(安東章裁判長)で開かれ、即日結審した。判決は12月14日。一審東京地裁判決は禁錮3年、執行猶予5年だった。
石川被告はグレーのスーツ姿で出廷し、裁判長から氏名や職業を尋ねられ淡々と応じた。
被告側は車の不具合が暴走の原因だとして無罪を主張したが、一審判決は事故後の車両検査で異常はなかったとして「誤ってアクセルペダルを踏み込んだ」と判断した。