出産準備金、23年1月開始

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共同通信
東京・霞が関の官庁街(手前)。左奥は国会議事堂

 政府は26日、妊娠した女性に出産準備金を配る新たな支援策に関し、妊娠届と出生届の提出の機会を通じて計約10万円相当を支給する方針を固めた。2023年1月に開始し、同月以降に出産すれば全額を受け取ることができる。妊娠時と出産時に分けて支給する。関係者が明らかにした。

 妊娠期から子育てまで一貫して困り事の相談に乗る「伴走型支援」の一環。悩みを抱える妊産婦が相談に行くきっかけをつくることや、支援が手薄とされる0~2歳児を育てる家庭の経済的負担の軽減を図る。

 自治体の窓口に妊娠や出産を届け出た際、職員が面談して悩み事を聞き、妊娠時と出産時に分けて支給する方針。