7月参院選は「違憲状態」

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共同通信
9月の初弁論時に札幌高裁に向かう原告側弁護団

 「1票の格差」が最大3.03倍だった7月の参院選は憲法が求める投票価値の平等に反するとして、北海道の有権者が選挙区の選挙無効を求めた訴訟の判決で、札幌高裁(大竹優子裁判長)は27日、違憲状態と判断した。無効請求は棄却した。

 二つの弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部に起こした訴訟の一つ。これまでに大阪高裁と東京高裁が「違憲状態」、名古屋高裁と広島高裁松江支部が「合憲」と判断している。高裁段階の判決は11月中に出そろい、最高裁が統一判断を示す見通しになっている。