米ウクライナ支援、減速も

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共同通信

 【ワシントン共同】11月8日に迫る米中間選挙で野党共和党による下院奪還の見方が強まる中、米国のウクライナ支援にブレーキがかかる恐れが出ている。トランプ前大統領に近い共和党議員らは「米国第一」で国内経済の対策を重視すべきだと主張。ロシアによる侵攻が長期化する中、ウクライナ支援を巡る超党派合意が揺らぎかねない。

 民主党リベラル派の下院議員30人も24日、ウクライナ支援だけでなく外交を重視し、停戦に向けロシアと直接交渉するようバイデン大統領に求めた。翌日撤回したが、民主党内の温度差も浮き彫りになり、与野党の圧力を受けるバイデン氏は難しいかじ取りを迫られそうだ。