防衛省施設の財源に建設国債検討

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共同通信
日本記者クラブで記者会見する公明党の北側一雄副代表=27日午後、東京都千代田区

 公明党の北側一雄副代表は27日、日本記者クラブで記者会見し、年末の検討課題となる防衛費増額の財源を巡り「防衛省の施設については建設国債の発行も選択肢だ」と表明した。

 増税に関しては「今の経済情勢からして無理だ。当面、国債を発行するにしても、将来的な手当ては決めておかないといけない」と述べ、法人税が財源になる可能性に言及。防衛力強化によって有事のサプライチェーン(供給網)分断を防げれば、企業が恩恵を受けることを理由に挙げた。

 同時に「与党の税制調査会にも関わる話だ。(安全保障と)並行して議論していくことになる」との見解を示した。