米、戦闘機の沖縄常駐見直し

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共同通信

 【ワシントン共同】米国防総省当局者は27日、米空軍が沖縄県の嘉手納基地でのF15戦闘機常駐を見直し、F22ステルス戦闘機の巡回配備への切り替えを来年に計画していると明らかにした。専門家からは台湾有事や沖縄県・尖閣諸島を巡る不測の事態が危ぶまれる中、中国に対する抑止力の低下への懸念が出ている。

 F15は優れた運動性を誇るが、老朽化が進んでいる。国防総省当局者によると、空軍は嘉手納基地に所属する2個飛行隊の計約50機を来年退役させる計画。恒久的な駐留を終える代わりに、アラスカ州の基地からF22を半年程度ずつのローテーション方式で嘉手納基地に派遣する方針だ。