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共同通信
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【マニラ共同】日本の海上保安庁と米沿岸警備隊はマニラ湾で28日、フィリピン沿岸警備隊に対する合同訓練を初めて報道陣に公開した。日本が6月に供与した全長97メートルの大型巡視船を使い、事故などで航行できなくなった船をえい航する訓練を行った。日米には、南シナ海の権益を主張する中国を念頭に、協調してフィリピンの海上保安能力を高める狙いがある。
海保は単独でフィリピン側への訓練を行ってきたが、5月に米国と合意文書を交わし、日米合同で指導を始めた。米沿岸警備隊は外国への指導経験が豊富だ。