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共同通信
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【キーウ共同】ロシアが発表したウクライナ産穀物輸出の4者合意の履行停止について、ウクライナのゼレンスキー大統領は29日のビデオ演説で「今こそ強力な国際的対応が必要だ」と述べ、国連や20カ国・地域(G20)の枠組みでロシアに圧力をかけるよう国際社会に訴えた。
ゼレンスキー氏は、ロシアが穀物を積んだ船の航行を妨害し、アフリカや中東、南アジアを「人為的な食料不足」に陥らせようとしていると批判。9月以降、176隻が航路で滞留し、いまだに200万トン以上の穀物が海上にとどまっていると指摘した。合意の履行停止も「むしろ予想できた」と述べた。