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共同通信
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【マニラ共同】フィリピン災害対策当局は31日、広範な雨雲を伴う熱帯低気圧が引き起こした洪水や土石流による全国の死者が101人、行方不明者が66人になったと発表した。約204万人が被災、約86万人が避難を強いられているという。
特に南部ミンダナオ島西部では土石流で大きな犠牲が出た。熱帯低気圧は北部ルソン島に上陸し、29日夜に首都マニラを直撃。現在は南シナ海に抜けている。
日本の気象庁はこの熱帯低気圧を台風22号としている。同庁は31日、ミンダナオ島東方の熱帯低気圧が台風23号に変わったと発表した。同島方向へ進むとみられ、災害の拡大が懸念されている。