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共同通信
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【ニューヨーク共同】国連総会(193カ国)の第1委員会(軍縮)は10月31日、日本が毎年提出している核兵器廃絶決議案を139カ国の賛成で採択した。採択は29年連続。決議は、昨年1月に発効した核兵器禁止条約に初めて言及したほか、「核兵器なき世界」の実現が国際社会の共通の目標だと再確認した。
賛成は昨年より13カ国少なく、反対は2カ国増えて6カ国、棄権は31カ国だった。決議は、核使用による壊滅的な被害に対する認識を高めるため「指導者や若者の広島、長崎訪問を歓迎する」と呼びかけた。
核保有五大国では米国と英国、フランスが賛成し、中国とロシアは反対した。