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共同通信
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【ニューヨーク共同】11月8日の米中間選挙で争点の一つになっている人工妊娠中絶について、最高裁が今年6月に権利を認めた判決を覆す判断をして以降、米国の中絶件数が7~8月に計1万件以上減少したことが10月31日、明らかとなった。非営利団「ウィーカウント」が調査結果を発表した。判決前より月平均で6%減ったという。
ニューヨークなど中絶の権利を容認する一部の州では件数が増えた一方、中絶への規制を強化した南部諸州で中絶件数が激減、全体として減少した。4月と比べ、7月は全米で5270件減り、8月は5400件少なかった。