ロシア、市民生活を狙い撃ち

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共同通信
ウクライナ首都キーウで、一部停電した街を歩く人=10月31日(ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】ロシアがウクライナのインフラ施設を集中攻撃し、冬場の電力供給や市民生活が脅かされている。10月31日のミサイルやドローンによる全土攻撃では、エネルギー施設など10州の18カ所が被害を受け、7州で停電が発生。首都キーウでは一時8割が断水した。ロシアは同日、一層の報復を示唆し、米国は防空システム強化に向けた支援を急ぐ。

 ウクライナ外務省のニコレンコ報道官は11月1日、ツイッターで、エネルギー施設への攻撃を批判、ロシアをG20の枠組みから追放すべきだと訴えた。

 キーウのクリチコ市長は「35万世帯への電力供給施設」が被害を受けたと報告した。