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共同通信
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防衛省は海上自衛隊に、安全保障の新領域と位置付ける宇宙、サイバー、電磁波に関連する機能を集約し情報を一元的に管理する新たな部隊を創設する方針を固めた。海上作戦を進める部隊運用に当たって、新領域で収集した情報の窓口を一本化し、海洋で広範囲に展開する艦艇や潜水艦などに迅速な共有を図るのが目的。年末にまとめる安全保障関連3文書の一つ「中期防衛力整備計画」に盛り込み、2025年度の発足を目指す。2日、政府関係者への取材で分かった。
防衛省は、従来の陸海空の各分野に加え、宇宙、サイバー、電磁波の新分野にもまたがった領域横断作戦を展開できる能力の強化を打ち出す。